【実施報告】
JSPE Day 2021
Day 1
2021年10月23日(土)
Web配信のみ
参加者49名(PE会員43名、PEN会員6名)
Day 1では基調講演と会員講師による講演二題を行いました。基調講演には名古屋大学名誉教授・特任教授の村瀬洋先生を講師にお迎えし「画像認識による運転支援や人の見守り」というテーマでご講演いただきました。人間が行動を起こす際の物の捉え方や、認知のメカニズムに基づいた運転支援機能の重要性などについて初めて知ったという方も多かったのではないかと思います。画像認識が運転支援にとどまらず生活の様々な面に応用できるという点に画像認識技術の発展性と現在行われている研究の重要性を感じました。講演1では石濱会員に海上浮遊ゴミ処理に対するAIの応用といったユニークな話題をご提供いただきました。オープンイノベーションが自動運転等の技術開発に有効であるという内容が印象に残りました。講演2では石井会員にご勤務先でのスマートファクトリー化の取り組みについてご紹介いただきました。DXやIoTはすぐにできるものではなく地道な作業が不可欠であるといったことを学習することができました。
Day 2
2021年10月30日(土)
Web配信のみ
参加者42名(PE会員38名、PEN会員3名、非会員1名)
Day 2では会員講師による講演二題を行いました。講演3では鈴木会員にBIM/CIMの普及を阻むものについての分析内容をご説明いただきました。日本の建設業の特徴ともいえる重層構造がトータルシステムを考えるべきトップ企業がトータルの視点を失う原因となっているのではないかというご指摘には考えさせられるものがありました。講演4では馬場会員にご勤務先のドイツからご講演いただき、Industrie 4.0の概要やオープン・クローズ戦略の内容についてご解説いただきました。規格と使命・目的意識をつなぐものとしてユースケースを示す必要があり、ユースケース分析ができるのはエンジニアのみであるというご説明が印象に残りました。
ご講演をお引き受けいただいた村瀬先生と会員講師の皆様に改めて御礼申し上げます。ありがとうございました。