鬼金CPDセミナー
開催日程:2020/11/21(土) 13:00-15:45
参加費 :1,500円(JSPE会員)、2,500円(非会員)
講師 :JSPE会員 川村武也(PE, PMP®)
会場 :Web(Zoom)および会場(新宿NPO協働推進センター)
CPD:2.5PDH
講演題名:プロジェクトマネジメントとエンジニアリングエシックスの原点を復習する
英語タイトル:Review of Basic on Project Management and Engineering Ethics
2020年は世界的な新型ウイルス感染が発生し、公衆衛生の確保と日常生活様式を変容させることがエンジニアリング上の新たな課題となった。従来からの課題である気候変動への対応、仕事の更なる電子化(DX, IoT, AI等)と合わせてエンジニア一人一人にとっての宿題である。
2020年はまた、プロジェクトマネジメント標準においても次のような大きな動きがあった。
- 2021年初めに第7版への改訂が予定されているPMBOK Guideでは、アジャイルプロジェクトマネジメントの12原則等が本文となり、従来型プロジェクトマネジメントの骨格である10の知識分野、40超のプロセスは電子バックアップに回ると予告された
- PMP試験のスペックもPMBOK Guide 7thの予定内容に合わせて全面改訂され、これは2021年1月に適用される見込み
- 3月に、PMI登録教育事業者制度が従来のREPから新たなATPに変わるとの通知がPMIよりあり、JSPEではATPへの移行を見送った。
予定されているPMBOK GuideとPMP試験スペックの全面改訂は、上記のエンジニアリング課題への対応上も必要なことと考えられるが、過去20年以上なじんできた知識分野、プロセスからどう移行するかという点は押さえておく必要がある。
また、エンジニアリングエシックスの実務上の課題実例を継続して取り上げているNSPE BER Caseには、仕事の更なる電子化に伴う課題への対処例も現れている。
本講ではこうした観点から、プロジェクトマネジメント標準の過去20年の変遷を振り返るとともに、昨年11月に初めて行ったNSPE BER Case読み解きの2回目を実施する。
(講義内容:予定)
- 新たな日常、更なる電子化に対してエンジニアがなすべきこと
- オペレーションとアジャイルプロジェクトはどう違うのか
- プロジェクトマネジメント標準の変遷に関する、参加者ディスカッション
- 関連するNSPE BER Case数例に関する参加者ディスカッション
【実施報告】
参加者: <web視聴>29名(PE26名、PEN1名、AF1名、非会員1名)、<会場>4名(PE4名講師含む)
11月21日(土)に鬼金CPDセミナーを開催しました。講師である川村PEから、最近のプロジェクトマネジメントに関する動向及び、を実施しました。今回はブレイクアウトセッションを使ったグループワークを行いました。
セミナーでは、題材に沿い、以下の演習を実施しました。
①PMBOK7thが予定する”12原則”について
②業務電子化に関するNSPE BERケース
演習では、各受講者が自身の職場・業務に照らし合わせ、活発な意見の交換が行われました。