2022年度 活動計画
自 2022年4月01日 至 2023年3月31日
国内 PE のためのベースキャンプ構築
Create a Great Base Camp for PEs in Japan
日本プロフェッショナルエンジニア協会 (JSPE) は米国 Professional Engineer (PE) ライセンスを有する多様なエンジニアが集う職能団体である。会員は、PEとして公共の衛生・安全・福利へ貢献するため、高度な倫理性と専門職としての行動基準に従った役務を遂行すると同時に、エンジニアリングの進歩に追従すべく継続的な自己研鑽をしている。
過去 3 年に亘る新型コロナウイルスの影響により、従来の対面形式のサービスが制限される中、 JSPE としても従来のサービスの多くをオンライン形式に変更するなどの対応を進めてきた。結果、サービス享受機会の地理・時間的制約が軽減されたことで、イベント参加人数や供給 CPD について過去最大級となる成果を上げてきた。しかしながら、ライブ配信はサービス享受機会の地理・時間的制約を軽減するものの、解消には至らない。また、オンライン形式での効果的な会員交流や、JSPE から社会への情報発信についても未だ模索中である。
2021 年度に策定した VISION2030【世代や分野、人種の多様性を活かして、技術分野のみならずエンジニア個人の研鑽を会員相互に助け合う仕組みをつくる】を実現するためには、国内の PEがエンジニアとしての役割を果たす際に必要なサポートを持続的に得られる体制を構築する必要がある。そこで本年度は、【国内 PE のためのベースキャンプ構築】をスローガンに掲げ、自己研鑽の機会拡大、多様な会員ネットワークの形成、PE 認知度の改善に焦点をあてた活動を進めていく。
- CPD セミナーに関する会員満足度の充足と拡大
受講形式については、従来のライブ視聴だけでなく、オンデマンドの録画視聴にも対応できる体制を引き続き検討することで参加者の時間の制約を解消する。また、講演テーマについても従来の国内企業での事例だけでなく、海外を含めた外部講師によるセミナーを開催することで多様な自己研鑽の機会を提供する。加えて、会員に外部情報収集補助制度などの活用を促すことで、JSPE 選定以外の多様なテーマについても継続学習の機会を提供できるようにする。更に、単にセミナーを受講するだけでなく、会員自身が興味のあるテーマに参加し、会員間の交流と調査結果を共有する勉強会型と組み合わせることで、コロナ禍で不足していた会員交流の充足も図る。また、セミナーの運営・改善に必要なリソースを確保できるよう、会の運営実務の効率化と外部リソースの活用を進める。 - 世代間交流の促進と会員ネットワークの拡大
2020 年に JSPE は設立 20 周年を迎えたが、設立初期からの会員はエンジニアとしてのリタイアに伴い退会される傾向にある。シニア会員制度を設けたものの会員数の維持には効果が出ていない。会員数の維持・増加は会の持続性と多様性に必要なことから、まず JPEC との連携により JSPE が提供するサービスが FE 受験前から PE 登録後まで有益になるということを受験者に周知し、JSPE への誘導を図る。また、大学や SNS での働きかけを強化することで、将来のエンジニアとなる学生会員の入会を促進する。 - 会内情報の対外発信の強化
CPD セミナーの SNS による広報活動が定着したことで、非会員や一般の方々が JSPE の活動を目にする機会が増えてきている。引き続き、広告媒体の追加含めた効果的な発信方法を模索すると共に、PE 資格や制度、PE の重要性と社会での役割、NSPE や NCEES の活動紹介、書籍の執筆、一部マガジン記事の一般公開など、これまで対外発信の乏しかった分野や内容についても広報活動を広げることで JSPE の活動に対する社会の認知度を向上する。併せて、JSPE の会員/非会員、PE 保有/未保有、年齢層など JSPE に関わる多様なステークホルダーを認識、整理することで、発信を強化すべき方向性を定める。
歴代活動方針
2022年度
2021年度
2020年度
2019年度
2018年度
2017年度
2016年度
2015年度
2014年度
2013年度