日時:2024年10月26日(土) 14:00~16:00(16:05~17:00 ワンコイン懇親会)
参加者数:28名(PE会員27名、PEN会員1名、講師含む)
形式:会場参加+Web配信
演題:複雑な現代社会の課題解決に挑むSDM学とは
講師:慶応義塾大学大学院 SDM研究科 教授 当麻哲哉 先生
変化の激しい現代社会では価値観やニーズが多様化しており、曖昧かつ複雑な要求にビジネスを対応させる必要が生じています。こうした現代社会の複雑な問題解決に挑んでいるのがシステムデザイン・マネジメント学(SDM学)です。
本セミナーでは、当麻先生から、SDM学とは何か、また、その方法論についてわかりやすくご説明をいただきました。具体的には、多様性があるチームの重要性、イノベーションのための思考法、現場の観察の重要性、イノベーションのためのチームづくり、サーバントリーダーシップの重要性などに関するご説明がありました。全体を通して、複雑な問題の解決のためには、全体構造を俯瞰的に捉えて整理するシステム思考や、人間中心で全体最適なソリューションを創り上げるデザイン思考などが必須であることを理解できました。
参加者からの質問も活発で、エンジニアとして大変興味深いテーマであったことがうかがえました。時間の関係で先生の研究室の活動や現在の研究テーマの詳細についてはご紹介をいただくことができませんでしたので、次の機会を楽しみにしたいと思います。当麻先生には盛り沢山の内容をわかりやすくご講演いただき厚く御礼を申し上げます。