JSPEは米国プロジェクトマネジメント協会の登録教育事業者として、プロジェクトマネジメントに関するセミナー(鬼金セミナー)を開催しています。
本セミナーではA Guide to the Project Management Body of Knowledge(PMBOK® Guide) 6th Editionを教科書として、講師(PE and PMP®)が経験したプロジェクトマネジメント経験を講義します。セミナー参加者には、Professional Engineer(PE)に必要な継続学習時間(PDH)やProject Management Professional(PMP)®に必要な継続学習時間(PDU)が発行されます。
鬼金CPDセミナー
開催日程:2019/12/7 (土) 13:00-16:15
参加費 :3,000円(JSPE会員)、5,000円(非会員)
講師 :JSPE会員 馬場丈典(PE, PMP®)
副講師 :(東京会場)JSPE会員 鈴木央(PE, PMP®)
CPD&PDU:3PDHおよび3PDU or 3 Contact hoursを提供
提供PDU : 3.0 Hr (Leadership 1.0 Hr, Technical 1.0 Hr, Strategic 1.0 Hr)
講演題名:規格開発におけるプロジェクトマネジメント
英語タイトル:Project Management in Standard Development
講演概要:ISO、IECにおける国際標準化の経験をもとに、標準化の基礎知識について解説し、利益が衝突するステークホルダーとの関係をどのように調整するかを一緒に考えます。プロジェクトマネジメントに関係する国際規格についても紹介いたします。
本会場(神戸):兵庫県民会館(元町)
サテライト会場(東京):NATULUCK飯田橋東口 駅前店2階中会議室
Web視聴も可能性です。※Web視聴の場合、PDHのみ発行します。
(講師と対面形式でのセミナーにならず、PDUの発行要件を満たさないため)
【実施報告】
参加者:<東京>12名(PE10名、PEN1名、AF1名) <神戸>9名(PE7名、PEN2名)
<web視聴>5名(PE5名)
12月7日(土)に鬼金CPDセミナーを開催しました。今回の講師は初登場、神戸会場の馬場丈典PEでした(ちなみに新婚さんです)。規格制定、標準化という新鮮な切り口で、関わるステークホルダーをPMBOK®Guideの「Manage Stakeholder Engagement」技法を使い意図する方向へ如何に導くか、というテーマでした。Suicaなどの例を挙げ、グローバル市場で勝つには「良いものを作る」だけでなく規格、標準化をリードする必要があり、そのためにはステークホルダーとの関係性構築と巧みな交渉が必要だということを、講師の日々の業務経験から語っていただきました。
二度のグループ討議ではそれぞれ①「社内プロジェクトマネジメントツール」、②「インターフェイスの国際標準」をテーマにステークホルダーを洗い出し、これらの人々を味方につけたり、敵対しないように導いたりする方法を考えました。正攻法から寝技まで様々なアイデアが出ましたが、総括としてそれらを実践するには主張が論理的であることに加え、普段からの人間関係の構築やステークホルダー各々の立場の理解などが必要だとの説明があり、技術力に立脚した人間力、ソフトスキルの重要性を認識できました。
徐々にweb視聴の会員の数が増えてきているように、東京・関西以外の会員へも教育機会を提供できるよう努めていきますので、遠隔地の会員の方々もぜひイベントへの参加を検討ください。
参加者の皆様、ご協力ありがとうございました。
関西会場の様子(左:馬場会員による講演、右:グループワークの発表)
関東会場の様子(左:演習の発表、右:グループワーク)
PMBOK® Guide 6th edition は、プロジェクトマネジメント協会(Project Management Institute、Inc.)の登録商標です。
JSPE鬼金分会