日時:2019年6月8日(土) 12:50-14:40
場所:東京グランドホテル
参加:第一部(54名+Web3名)、第二部(62名+Web7名)、第三部(57名)(来賓含む)
6/8に第19回目となるJSPEの通常総会が実施されました。
議案に入る前にマイケル・エイキトンNSPE会長よりPEに関するプレゼンテーションをいただきました。
また、JSPE会員もNSPEの一員として捉えていること、米国ではPE制度に対するThreatがあり、ウォッチしているとのコメントをいただきました。
第一部では4つの審議事項について説明がなされ、質疑応答を踏まえて賛成多数で承認可決されました。
第二部では金沢工業大学の夏目賢一准教授に「Japanese System of Engineer and Engineering Ethics: In Relation to the PE System of the United States (日本の技術者制度と技術者倫理:米国PE制度との関係において)」という演題でご講演いただきました。
なかでも、1957年の平山復二郎の国会答弁の一節「日本では医者や弁護士などのように、一流技術者としての社会的地位というものがない。技術者の成功者というと、一流の技術者になるといいうことではなく、次官、長官、社長、重役になることを指す。技術を捨てるというと語弊があるが、非常に遺憾な点である」は非常に考えさせられるものがありました。現在もマネージャにならないと出世できない、しにくいという傾向が残っており、日本でのエンジニアの地位向上を目指すJSPEにとっても印象に残る内容でした。また、技術者倫理に関する大学教育の状況についても活発な質疑応答が行われました。
第三部では各関係者を含んだ懇親会で交流を深めることができたかと思います。
JSPE広報部会