東京都認証 特定非営利活動法人

日本プロフェッショナルエンジニア協会

Japan Society of Professional Engineers

NSPE Code of Ethics 11年ぶりに改正

2018年7月のラスベガス総会において、JSPEが和訳版を公開し、国内の技術者倫理教科書などで参照されることも多い、NSPE倫理規程(Code of Ethics)が2007年以来11年ぶりに改正されました。  改正内容は、継続学習の必要性を強調するSectionⅢ.9.e項を、Section Ⅲ.2.e項へ移動するのみという小幅かつ形式的なものとなります。

 

【JSPEとしての考察】

この改正は形式的なものですが、Ⅲ.2は公共の安全、衛生、福利に関する項目、Ⅲ.9は顧客に対する信頼性に関する項目であることから、エンジニアの継続学習(CPD)および自己研鑽が公共の安全、衛生、福利の向上という社会的使命を果たしていく上でこれまで以上に欠かせなくなっているという事実を反映したものと見ることができます。

改正倫理規程は既にNSPEのEthicsサイト、JSPEの調査研究事業/技術倫理サイトで反映されているので、一度確認下さい。(参考として、当該項目の和英対訳を以下に示します)

また、NSPE Ethicsサイトには、初心者によるCode of Ethics理解の助けとなる ”Ethics Study Guide” という3ページの教育資料も新たに掲載されています。

https://www.nspe.org/resources/ethics/code-ethics

https://www.nspe.org/resources/ethics/code-ethics/japanese-translation

 

 

e. Engineers shall continue their professional development throughout their careers and should keep current in their specialty fields by engaging in professional practice, participating in continuing education courses, reading in the technical literature, and attending professional meetings and seminars. e.エンジニアは、その職務を通じて自身の専門性の継続的向上を図らなければならず、専門実務に従事すること、継続教育課程への参加、技術書の読み取り、専門会議や技術セミナーへの出席によって、専門分野の最新動向に身を置き続けなければならない。