東京都認証 特定非営利活動法人

日本プロフェッショナルエンジニア協会

Japan Society of Professional Engineers

PEライセンス更新が必要な方へ

PEライセンス更新手続きについて(注意事項)

各州情報はこちら

CPD ( Continuous Professional Development )と PDH(Professional Development Hours)について

CPDの目的は、PE としての継続的な能力の維持、向上を図ることにあります。 すべてのPE登録者は、資格更新の際にCPDで取得したPDHが、各州ボードの要求時間を上回っていることを示す必要があります。
各州ボードのPDH要求事項の概要は、 National Society of Professional Engineers(NSPE)のWebページ(NSPE会員限定)から確認することができます。
Washington州などいくつかの州では、現時点で更新の際にPDHを要求されていませんが、各州ボードの要求事項は時折変更されるため、将来はPDHが要求される可能性があります。
各州ボードのPDH要求事項の基本となるNCEESモデルルールの概要は以下の通りです。 各州ボードでは、このモデルルールに州独自の変更または追加を行っています (例.Oregon州では、自身の専門分野の能力が著しく向上する資料での自習を最大6時間まで認める)。

  • 1年間で15hのPDHが必要
  • 当該更新期間での必要PDHからの超過分は15hのみ次の更新期間に持ち越し可能
  • PDH獲得手段
    • ABET認定大学での1大学セメスター(半学年)時間 45PDH
    • ABET認定大学での1大学クオーター(4半学年)時間 30PDH
    • 短期講座、通信教育など1継続教育単位 10PDH
    • 受講学習、セミナー、職務会合、研究会への参加 1PDH/1h
    • 受講学習、セミナー、職務会合、研究会における教育 2PDH/1h
    • 技術出版物掲載記事、論文、書籍著作 10PDH(レフェリー付論文) 5PDH(それ以外)
    • 職務/技術団体の理事会/委員会への積極参加 団体ごと2PDH
    • 特許 1件あたり10PDH
  • 記録保持
    • 登録者は責任を持って以下の情報を明記した必要履修単位記録を保持しなければならない
    • 必要活動、主催団体、日付、場所、期間、指導員/講師氏名、取得PDH単位
    • 修了証書による出席証明記録など出席を事実を証明する書類

日本国内でのPDH獲得の具体例としては、以下のものがあります。(JSPE主催のセミナーについては教育研修事業のページへ)

  • JSPE主催のセミナーへの参加
    • セミナー1h当り1PDHが与えられ、参加証明書もJSPEより発行される。
  • JSPE主催のセミナーでの講師
    • セミナー1h当り2PDHが与えられ、参加証明書より講師であることが証明される。
  • 技術雑誌への投稿
    • 共著であっても、1論文あたり10PDHまたは5PDHが与えられる。
  • NSPE主催のWebセミナーの受講
    • NSPEのWebページのEducationページにWeb Seminarへのリンクがある。
    • NSPE会員になることにより割引価格で受講可能。

また、米国の民間教育会社では、有料でPDH取得ができるWeb学習口座が提供されているほか、無料でWebinarを提供している州ボードもあります。

JSPEの中で登録者数が多いOregon州でのボード(OSBEELS)の要求事項は、 The Oregon State Board of Examiners for Engineering and Land Surveying (OSBEELS) のWebページにおいて、 Administrative Rules(Oregon Administrative Rules 820)の820-010-0635に記載されています。

また、ライセンス更新の時期、申請書書式はRenew a Licenseページにて解説されています。

Oregon州ボードによれば、更新対象者の10%以内が監査の対象となり、 更新時に申請したPDHについて参加証明書等の提出が求められるので、 PEとしては州ボードの規則に従い、PDHの記録保持を行う必要があります。

なお、監査目的でボードからコピーを要求されることがあるので、記録は3年間保持した方が良いです(Texas州では3年間の記録保存が求められています)。

以上

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